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6月 不思議・おもしろい

6月の主題 不思議(3歳以上児)/ おもしろい(3歳未満児)
6月の聖句 空の鳥をよく見なさい。(マタイによる福音書 6章26節)
6月の讃美歌 このはなのように

不思議・おもしろい

 こども園の園庭に又シロツメクサが甦りました。目ざとく見つけた子ども達が群がっています。シロツメクサの花は、女の子の指輪になったり冠になったり、私などはどんなに時間をかけても見つけられない四葉のクローバーも「みーいつけた!」と簡単にかざしています。晴れた日には蟻達と、雨になれば蛙やカタツムリと、曇りの日にはだんご虫探しにとワクワクドキドキと心動かし遊びを広げて行くことでしょう。プランターに植えられた夏野菜の生長に出合い、驚きや不思議と感じる体験を重ねて行くことでしょう。「面白い」と子ども達が夢中になる背景には神様のなさる御手の業があります。子ども達は見えない神様の御手の業を敏感に感じ取り、興味を持って関わり、その神秘さや不思議さを存分に味わい、見える形で神様の御業を感じて行くのだと思います。未満児はおもしろいとさまざまな経験を味わい重ねて欲しいと思います。以上児は様々な不思議の気づきを糸口に「これも素敵」と更なる興味関心へそして遊びの広がりへと繋がることを願います。また、様々な体験や出来事を通し共感する友達のいること、共に成長させてくださる神様の守りの中に在ることに気付けたらと願います。

ハレルヤ通信 6月号

 6 月。紫陽花の季節がやってきました。梅雨に入ると隠れてしまう青空。そんな季節に潤いを与えるような存在が紫陽花の花でしょうか。その中でも青空を地上に移したような水色の紫陽花はこの季節一押しの花でしょうか。中でも額紫陽花は楚々として味わいがあり素敵です。子育ても雨の日、晴れの日ありきですね。雨の日に咲く紫陽花のような、子育て奮闘中の皆様に応援歌をおくります。

<愛し続けていること>


いつかあなたも
母親に言えないことを
考えたり、したりするでしょう

その時は思い出してください
あなたの母親も
子供には言えないことを
ずいぶんしました

作ったばかりの離乳食をひっくり返されて
何もわからないあなたの細い腕を
思わず叩いたこともありました
あなたは驚いた目で私をみつめ
小さな手を
不安そうにもぞもぞさせていました

夜中、泣きやまないあなたを
布団の上にほったらかして
ため息をつきながら
ながめていたこともありました
あなたはぬくもりを求め
いつまでも涙を流していました

私は母親として 自分をはずかしいと思いました
だけど、苦しみにつぶされることはなかった
それは、小さなあなたが
私を愛し続けてくれたからです

だからもしいつか
あなたが母親に言えないことを
考えたり、したりして
つらい思いをすることがあったら
思い出してください

あなたに愛され続けて救われた私が
いつまでもあなたを
愛し続けていることを

(小野省子さんの詩集「おかあさん、どこ」より)