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12月 賛美・よろこぶ

12月の主題 賛美(3歳以上児)/ よろこぶ(3歳未満児)
12月の聖句 今日ダビデの町で、あなた方のために救い主がお生まれになった。(ルカによる福音書 2章11節)
12月の讃美歌 かみさまはそのひとりごを(3歳以上児)/ イエスさまのおうまれになったおはなし(3歳未満児)

賛美・よろこぶ

 学園の紅葉の一番乗りは、はなみずきから始まります。そして山ぼうし、桜、どうだんつつじの紅葉が 11 月半ば。桜の紅葉が落ち切ると最後が銀杏です。金色に染まった銀杏もすでに散り始める頃はすっかり冬の佇まい。葉の落ち切った学園の木々を彩るのがクリスマスの電飾達です。電飾達の饗宴もクリスマスの楽しみですね。
 12 月クリスマスを迎えます。クリスマスは、神様が私たちの為に神様の独り子イエス様を下さった嬉しい日です。「力」の王様としてではなく「愛」の王様として、私たちの心の中を明るく照らす真の光としてこの世にお生まれになったイエス様。「イエス様」は神様が私たちに下さった最高の愛の贈り物です。神様に愛されているという喜びを周りの人たちと分かち合い心からお祝いをするために、心を込めてアドベントの期間を積み重ねて行きます。未満児はいつもと違う雰囲気の中で積み重ねられていく喜びの日を待つ経験を大切にしていきたいと思います。年少児はサンタクロースからプレゼントをもらうクリスマスから、イエス様のお誕生日のクリスマスに、年中組はイエス様のお誕生日をお祝いするために出来ることを重ねるクリスマスに、そしてイエス様のお誕生の意味を考え、心を込めて伝える年長組とそれぞれがクリスマスを賛美する(ほめたたえる)ことができたらと願っています。

ハレルヤ通信 12月号

 ご家庭のご協力を頂き、色とりどりの果物やお野菜の香り一杯に溢れたのぞみ棟ホールでの収穫感謝の日の礼拝。大事そうに手に抱えた一つ一つに、ご家庭での会話や物語があったことを「朝、おじいちゃんが畑からとって来てくれたの」等の託された会話から感じることができました。収穫の恵みの喜びや感謝一杯に過ごした数日の日々。感謝することは最後まで使い切ることでもあります。 収穫感謝の日の経験が生活のあちこちで生きて行くことを願っています。
 自然の恵みに囲まれてのお散歩は、手に手に沢山の自然からのプレゼントのお土産がいっぱい。ある日はドングリが、そしてある日は様々な葉っぱ達が、虫達がといった具合です。ズボンには沢山の種達も「おまけですよ。」とその仲間に加わります。枝枝から落ちた枯葉達は子ども達が歩む歩を進める度に音を立てることでしょう。晩秋独特の秋の色や香りを五感一杯に感じ表現し、語り合い語彙を広げ深めていきます。遊びを通して試行錯誤し沢山の事を学んで行きます。どんぐり拾いや葉っぱ集めは遊びながら、様々な形の違いや小さい大きいなどを比較すること、数は勿論の事、量によりその嵩により重さが異なること等々数えきれない程の事を学び、経験や知識として次の遊びの糧としていきます。家でおもちゃは独り占め。でもこども園ではそういうわけにはいきません。譲り合う事、ちょっと我慢すること、待つことを学びます。どうしても必要な時は、どうしたら使えるか交渉する知恵を駆使します。友達がいるから、遊びが楽しいから後押しする力が付いてくるのです。クリスマスに向けて積み重ねる様々な遊びや環境にどのような姿を見せてくれるのか楽しみです。クリスマスにお生まれになったイエス様の本当の意味の強さや愛をどのように受け止め、学び成長する最良の機会となりますように願っています。メリークリスマス!

園長 白石由紀子