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9月「私はぶどうの木、あなた方はその枝である。」

「私はぶどうの木。あなが方はその枝である。」

 ヨハネによる福音書 15章5節


つながりって、とても大切です。人と人とのつながり、家族の絆。これは私たちが生きていくうえで、なくてはならないものだと思います。よく、宗教は心の弱い人が頼るものというふうに思っている人に出会います。自分は人の力なんかあてにしないで、自分の力で生きている、または生きようとしている、それが一番大切と感じているようです。

 でも、実は聖書の人間観、そして普遍的な宗教すべてが備えている人間観の土台は、「人は弱い存在、不完全な存在」であることの認識にあると思います。

 そして、その弱い私たちが力を与えられるのは、「つながり」によってです。そんな時、つながっているものが、自分の力になりえないものだったら、やはり私たちは人間の弱さを克服することはできません。

 イエスが、「あなた方はその枝である」と語る時、それは、私たち一人一人の生きる力の源である真理につながっていなさいと語ったのだと思います。今、コロナの感染で、これまでにもまして人々はつながりを絶たれようとしています。私たちがつながりを必要としている時、そのつながりを破壊する力が、世界中の人々を襲っています。自分だけ、自国だけ、私たちだけという分断の世界に、聖書が語り掛ける言葉に、もう一度心を開いて学びたいと思います。2学期も始まります。子どもたちが、こども園に集い、先生やお友だちとのつながりの中に豊かな心を育ててくれることを願います。                    

 

(こども園宗教主任 荒谷 出)