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6月 感じる

 

6月の主題  感じる:3歳以上児  かんじる:3歳未満児

6月の聖句  成長させてくださったのは神です。 コリント信徒への手紙Ⅰ13章6節 146

6月の讃美歌 「このはなのように」「ぱらぱらおちる」:全園児

 


感じる・かんじる

 

園外保育の一番の心配はその「当日のお天気」です。天候不順の昨今ですが現地集合現地解散の初の親子遠足ではその「当日のお天気」にも恵まれ、緑の心地よい風と日の光に抱かれて共に恵まれ過ごすことができ感謝でした。年長組の敷島公園は満開のばらに囲まれ、年中組の伊勢崎市民の森公園ではトランポリンや水場が与えられ、保護者の皆様の眼差しを受けて「お家の方を一人占め」し嬉々とした満足な笑顔がなにより印象的でした。「お母さん大好き」「お父さん大好き」「家族大好き」の思いが伝わってきました。6月の季節を迎えました。この月ならではの様々な季節や自然を通し、雨の日は雨ならではの発見が、初夏の暖かな日には水や泥遊びで心を解放して、園庭ではこの季節ならではの小さな虫との出会いがと言う様に自然や天候の変化の中で豊かな感受性と柔軟な心とで様々な遊びを展開して行く子ども達の嬉々とした姿が見られることでしょう。心動かして、心躍らせて「かんじている」一人ひとりの心に寄り添いながら一人ひとりの「興味関心」をしっかり受け止めて、ゆったりとじっくりとその遊びを展開できるよう応えて行きたいと思います。

 

 何よりも神様の創られた自然の美しさや不思議さを五感一杯に感じる毎日が、神様の大きな愛の中で私たちも守られ育まれていることに気づき、目に見えない神様を身近に感じる日々であるようにと願っています。

 

ハレルヤ通信6月号

 

 連休明けには「先生あのね」の子ども達の言葉を通し休み中の生活が垣間見られ、家族で遠出された話、ご家族で休暇を楽しまれた話を私も一緒に楽しませていただきました。

 

 私も例年、年中行事でそれぞれの息子家族が帰省し嬉しい大忙しの連休を過ごします。長男は母親が治療中の為息子と2人で帰省しました。孫の希望で電車での帰省でした。息子や孫の好みの品を準備万端整えて迎えた夜から孫は熱を出しました。385度以上だったのですが、元気があることしっかり食事もとれたこと、症状は熱のみなので「知恵熱?」とその晩は、私の布団の中で「熱い」「寒い」と時々起きる孫に付き合いながら休みました。次の日から喉の痛みを訴えるようになり、好きなものでいいからと本人の好みの苺を主食に水分補給に徹しました。朝方は解熱するものの夕方には高熱になりの繰り返し、連休中の事で受診もできずの風邪薬で3日間。最後には無理して食べると嘔吐するようになっていました。こんな状態では電車で帰すこともできず、神奈川まで車で送ることになりました。神奈川までは息子の運転で後部席に横になった孫を私が看護しながらです。5歳の孫はこんな状態でも泣くこともなく「熱い」と起き水分補給をし、眠るを繰り返し自宅に着くと自家に到着したことで安心したのでしょう初めて泣いた孫。小さいなりに家ではない場所で必死に孫は孫なりに頑張っていたことが伝わりましたし、その姿に孫の成長を感じました。「何度も一人で往復しているから大丈夫!」と言う私の言葉を遮るように「送るから」と私からハンドルを奪い取る息子。そう言えば車中で「首都圏のこの道は何度往復していても好きになれない。苦手なんだ。」と話したことが甦りました。老体を思いやったのか、夜道の運転が心配だったのか真意はわかりません。ただこの状況下での優しさに感謝の思いと同時に彼の今が幸せなのだと言うことが伝わり私も幸せのお裾分けを味わいました。送りは羽生までと丁寧に辞退し、帰宅してから「あなたのおかげ、有難う」とお嫁さんに電話をしたのは言うまでもありません。連休中のちょっと大変なちょっぴり幸せな3日間でした。                                   

                                           園長 白石由紀子