交わる・いいきもち
プランターに植えられた様々な苗木たちが、梅雨時の雨の恵みと晴れ間の陽の光とを受けてすくすくと生長しています。園庭の雑草も植物の生長には「水と太陽」ということを「あっ」という間の生長で身を持って教えてくれています。そのプランターの苗木や雑草たちに負けじとばかりに、雨上がりの水たまりの泥を丸めて泥団子作りが、プランターを動かしてのダンゴ虫探しが、陽射しの強い日はプールも始まりプール遊び水遊びを楽しむ歓声が響き渡るようになりました。青空にぽっかり浮かぶ白い雲。眩しく鋭い陽の光。夏本番の7月に衣替えです。
夏ならではの遊び、夏ならではの自然を五感一杯に感じる毎日を過ごして欲しいと思います。水や砂、土に、小さな虫たちに、夏ならではの自然現象に、「いいきもち」「交わる」の活動で心も身体も解放されるこの時期ならではの遊びに一人ひとりの子どもが出会い、関わり「いいきもち」と「交わる」ことで、存分に遊びを満喫して欲しいと願っています。保育者との、友達との、自然との出会いや物語にたくさん心動かして欲しいと願っています。毎日の遊びのなかで、自然との出会いの中で、私もあなたも、小さな虫や植物さえも、神様の大きな愛の中で同じように守られ育まれ生かされていることに気づくことでしょう。そんな小さな発見や驚きが喜びとなり、毎日の生活の中で神様を身近に感じ、創造主なる神様との出会いにつながることを願っています。
ハレルヤ通信 7月号
通勤の車窓からの黄金色に波打っていた麦畑の景色が「あっ」という間に刈り取られ、水が引かれ、水田に早変わりしました。そして水面には、緑の初々しい苗達が涼やかに整列しています。今はまだ楚々としている苗達も日を重ねるごとにしっかりと根付き、雨の恵みと7月の太陽の陽差しを受けて、その株を太らせぐんぐんと伸びて一面の緑の稲穂に生長して行くことでしょう。
飼い主には必ず読んで欲しいという犬の立場から約束「犬の十戒」The Ten Commandments of Dog Ownership作者不詳の英文の短編詩が今静かなブームになっています。我娘の言葉として訓戒しています。でも犬だけの願いでは無いと考えているのは私だけでしょうか。
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私の一生は10年~15年くらいしかありません。ほんのわずかな時間でも貴方と離れていることが一番辛いのです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。
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貴方が私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
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私を信頼してください、それだけで私は幸せなのです。
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私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないでください 貴方には他にやることがあって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
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時々私に話しかけてください。言葉は分からなくても、貴方の声は十分私に届いています。
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貴方がどのように私を扱ったか、私はそれを消して忘れません。
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私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯で貴方を傷つけることができるのにもかかわらず、私は貴方を傷つけないと決めているということを。
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私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいてください。もしかしたら、食事に問題があるかも知れないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
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私が年を取っても、私の世話をしてください。貴方もまた同じように年をとるのですから。
10 最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい。「もう見
ていられない。」、「居た堪れない。」などと。貴方は側にいてくれるから最期の日も安らかに逝
けるのですから。忘れないでください、私は生涯貴方を一番愛しているのです。
園長 白石由紀子