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8月 ゆったりと

8月の主題  ゆったりと:3歳以上児  ゆったりと:3歳未満児

8月の聖句  互いに平和に過ごしなさい。 テサロニケへの手紙Ⅰ5章13節

8月の讃美歌 「ロケットにのって」:3歳以上児「いのりのはなかご」:3歳未満児


ゆったりと

 

 6月という早い梅雨明けは温暖化の影響なのでしょうか、7月の声を聞かない内からクーラーはこども園の必需品になっていました。これでもかとじりじりと照りつける太陽、茹ってしまう程の外気温、保育者が照り返す園庭に撒く水も「あっ」と言うまもなく乾いてしまう園庭。それでも元気印の子ども達は喜々として夏ならではの遊びに興じるために園庭に飛び出します。汗をびっしょり流しながら、夏と戯れたりプール遊びや水遊びを満喫しています。楽しいことに夢中になっている子ども達は,あくことを知りません。8月になると連日の暑さも加わり夏の疲れがたまりやすい時です。主題が示すように「ゆったり」とした時の刻みを大切に、暑くても日陰の涼しさを感じたり、暑いからこその水の心地よさを感じたり、雷の後の風の冷たさをというように、「ゆったりと」過ごすことで感じることを重ねていくことができたらと思います。又夏の休みを利用して非日常を経験する子ども達も多いことでしょう。子ども達がいろいろな人に出会い、心躍らせたり、出会いの中には先人の心の知恵との出会いというような普段出会うことの無い感性に触れるといった経験や戦争の話を通し平和を考えるという経験をも身近に感じることができる機会になればと思います。そして人が人と「共に生きる」「共にいる」という根本的で大切に思える時間の共有をゆったりと味わって欲しいと願っています。

 

ハレルヤ通信 8月号

 社会も生活用品も日進月歩変化する日常の中で、様々なことが便利に生活しやすくなっていることが日常化してしまっている昨今。阪神、新潟、東日本、熊本の震災の爪痕も癒えぬのに、ここ数年毎年のように次々と起きる豪雨による水災害に、そんな生活が当たり前になってしまっている日常を、本当はそうではないということをまざまざと知らされます。自然の力のすさまじさ、大きなエネルギーの力の前に、人の力も知恵も科学もなんと力のない物かと思い知らされます。被害の大きさにも胸がつぶれるような痛みと共に、私などの想像のできない生活の中から、立ち上り、生活を建て直し、復興を成し遂げて行くのも、人の力、人の繋がりの中から生まれるのだということをも改めて教えられます。水災害のボランティア経験者の話では、「水が引ききらないと土や荷物は水を含んでいるので重たい。かと言って水が引いてしまうと土は固まって硬くなる。暑い時は、特に悪臭が鼻を突く。今回の様に連日の猛暑では・・。」本当に過酷な状態ですね。