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9月 弾む・はずむ

9月の主題  弾む:3歳以上児  はずむ:3歳未満児

9月の聖句  いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。 テサロニケへの手紙Ⅰ5章16節~18節

9月の讃美歌 「かみさまのあいは」、「ふしぎなかぜが」

 


弾む・はずむ

連日のように「命にかかわる暑さ、冷房を適度に使用して」の放送が続きました。この酷暑の夏をそれぞれの子ども達が元気で過ごせたのも、皆様のご協力のおかげと感謝しています。まだ残暑は続きそうですが、それでも朝晩はそこはかとなく感じる秋の気配に、見上げる空には秋の雲が浮かぶようになりました。いよいよ2学期が始まります。1号認定のお友達は夏休みの間を、2.3号認定のお友達はこの連日の酷暑の間も、それぞれ神様が守り導いて下さったことに感謝し、心を合わせ祈ることからスタートしたいと思います。皆そろうことが、2学期という始まりが、新しい季節の始まりが子ども達の心を弾ませます。ちょっと涼しくなってくると子ども達の生活がしぜんに変化を見せてきます。涼しい風に応答するかのように、気持ちが、心が、興味が外へ外へと向かいます。そこで出会う自然の移ろい、虫達、空の変化など様々な子ども達が見つけた発見に心動かし、驚きや不思議さの体験に心を寄せて行きたいと思います。また、心地よい季節の変化に伴い夢中になって遊び込む時間を大切に保障し、その中で皆で考えたり工夫したり、探索や発見、試行錯誤する過程をじっくりと支え、友達とともに経験を通して学んで行くこと、じっくりと興味をもつ遊びに取り組んでいる姿を応援していきたいと思います。

ハレルヤ通信9月号

 

まだまだ日中は残暑成らぬ「命に危険が及ぶほどの酷暑」が続いていますが、それでも朝晩は虫の声が聞こえるようになり、先日はなんと園庭にトンボの群れが飛来していました。酷暑の中にも確実に秋の季節の足音が近づいていることを知らされました。この暑さもあとちょっとの我慢かもしれませんね。涼しい風に誘われるかのように、こども達も活動的になります。気持ちのよい朝の空気と日の光を体いっぱいに受けた子どもは、ワクワクドキドキと心を動かし、夢中になって遊び込むことでしょう。その後の活動にも集中力を持って関わることができるでしょう。気持ちのよい風と空気と日の光を存分に味わうためにも、夢中になって遊び込む時間を保障するためにも、遅くても9時までの登園を心がけたいものですね。

 

夏休みを又、非日常の休息日をどのように過ごされたのでしょうか。お爺ちゃんお婆ちゃんの家で過ごした子、家族旅行を楽しんだ子、それぞれ豊かな良い時を過ごされたことでしょう。私も孫達を迎え、「ばあば」としての非日常を満喫しました。次男の孫は、大好きだった新幹線をいつの間にか卒業し恐竜博士に変身しており、怖がっていたカブト虫探しに興味津々と変容していました。涼しい赤城山ではとんぼ取りに興じたり、自然史博物館で恐竜の骨格に大満足。長男の孫は同じ環境でも全く興味関心が異なりトンボより私達の歩く順番のルール作りに、恐竜よりも顕微鏡を覗く等といった具合。子ども達が遊びに夢中なる、集中する要は、如何に興味関心があるかに尽きるということを孫達の姿で改めて再確認させられた時ともなりました。また、長年娘の様に生活を共にしていた愛犬が今年に入ってから病院通いの日も続き、30分以上も時間をかけスプーンで食事を口に運ぶ状態でした。それでもこの夏を越せればもう少し一緒に過ごせるかなと頑張っていたのですが、私の休暇と息子達の帰省を待っていたかのような突然の旅立ちでした。家族みんなで沢山の思い出と癒しを「有難う」と送ることができたことが慰めです。        

                       園長 白石由紀子