11月の主題 遊びこむ:3歳以上児 やってみる:3歳未満児
11月の聖句 あふれるばかりに感謝しなさい。コロサイ信徒への手紙2章7節
11月の讃美歌 「うれしいあきの」:共通、「はたけにおやさい」:以上児
遊びこむ・やってみる
9月の下旬から10月は行事も多く遠足(年長組は群馬フラワーパーク、年中は雨の日散歩を決行、城南公園には26日に、年少組は親子で大室公園)に始まり、前橋祭り(年長組だんべえ踊りで参加)、ファミリープレイデー、プレイデー、さつま芋掘り(大収穫)、年少組遠足(城南公園)、焼き芋パーティーと皆好天気に恵まれ、青空の下で共に喜びを分かち合うことができ感謝でした。一人ひとりの輝く笑顔が印象的でした。職員室の私の席から目を上げると、はなみずきの紅葉した枝々が、季節の美しさをいっぱいに表現しています。11月は深まり行く秋を、収穫の恵みを存分に味わい共有したいと思います。未満児の主題は「やってみる」です。「やってみる」ことへと心が動かされるのは、どんな時なのでしょうか。「何だろう、面白そう、やってみたいな、やってみよう、やってみる」という一人ひとりの心の思いにしっかり寄り添い応える時間を大切に「やってみる」時を重ねたいと思います。以上児の主題は「遊びこむ」です。「先生、見て、見て。つるつる泥団子」様々な遊びへと挑戦する姿も見られます。子ども達の思いや興味関心が生まれ、自分達で好きな遊びに没頭する姿がそこかしこで見られるようになって来ています。子供たちの思いを生かし保育を積み重ねて行きたいと願います。収穫感謝の神様への感謝が、クリスマスへの感謝へと繋がっていくことを願いながら保育を重ねて行きたいと思います。
ハレルヤ通信 11月号
通勤の車窓から眩しいほどの黄金色の稲穂の波が飛び込んできます。その収穫の時も間近いですね。我が家の南天の実も日を追うごとに実の赤さを増しています。学園のはなみずきは秋を謳歌していますし、そのはなみずきから託されたバトンを受けた桜、どうだんつつじ、銀杏達が待っていましたとばかりにそれぞれが秋色に輝く日もそう遠くは無いでしょう。濡れ落ち葉の心配も気になりながらも、秋色に染まる学園の風情を心待ちにしている私です。11月は収穫の季節を喜びと感謝でしっかり受け取り、その喜びと感謝をクリスマスに繋げる大切な要の季節でもあります。
迷子を経験した方はあるでしょうか。私は「迷子」になった経験は無いのですが、「迷子もどき」の経験があります。幼い頃の家族で電車に乗った時の出来事です。その電車は車両の端の隅に荷物を乗せる箇所があり、カーテンで仕切ってありました。電車がホームに入りドアは開き、家族で電車に乗り込みました。幼い私は人群れの無い開いたドアを目指して乗り込みました。電車が動きだし後ろから乗ったはずの家族を振り返りました。そこに居るはずの家族の姿はありませんでした。カーテンを開き母が「こっちだよ」と迎えに来たのは、ほんの数分か数秒の間だったのだろうと思いますが、「これは何?家族はどこ?乗ったのは私だけ?どうしよう?」と頭の中は真っ白で体からは力が抜け一人ぼっちの不安はどれだけ長く感じたことか。人は一人では生きられない生き物ですから、一人ぼっちは大人にとっても辛いことです。アドヴェントは、そんな私達一人ひとりに寄り添い共に歩んでくださるために「インマヌエルの神」=「共に生きてくださる神様」としてお生まれになったイエス様のご降誕を祝うクリスマスを待つ期間です。感謝と喜びを持ってこの期間を、心整えつつ積み重ねていきたいと願っています。
園長 白石 由紀子