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12月 喜び合う・よろこぶ

12月の主題  喜び合う:3歳以上児  よろこぶ:3歳未満児

12月の聖句  見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。

        マタイによる福音書1章23節

12月の讃美歌 共通:「かみさまはそのひとりごを」「いえすさまのおうまれになったおはなし」

 


喜び合う・よろこぶ

 「今年一番の寒さになります。」のニュースに万全の準備をしたものの、期待はずれ?の穏やかな日々に「今年の冬は暖冬だからこんなもの」と思っていました。それでもようやく北のほうから、初冠雪の便りが届くようになりました。我が家でも生活の中のそこかしこに冬の準備の領域がその居場所を所狭しと広げています。茶の間には「こたつ」の準備が整い、朝晩は大活躍を始めるようになりました。「こたつ」の準備が整っただけで茶の間の景色が一変し、いつ雪が舞っても大丈夫という気持ちになるから不思議です。先日必要に駆られて、デパートにでかけました。まだ11月上旬だったのですが、クリスマス色で彩られてびっくりしてしまいました。それでも園生活では1126日(月)からアドヴェントに入ります。神様は大事な一人子を私達にくださいました。それは、私達と共に歩んでくださるという神様からの和解の証です。クリスマスは、イエス様のお誕生を「よろこび」お祝いする日です。クリスマスを皆で「よろこび」、お祝いして「喜び合う」日=「分かち合う」日です。クリスマスを共に喜び分かち合うために、クリスマスまでの1ケ月間をアドヴェント=クリスマスを待つ期間・準備する期間として心を整え待ちます。アドヴェントクランツのローソクの灯を週ごとに増やしながら、アドヴェントカレンダーをめくりながら、目でクリスマスが近づいて来ることを感じながら、クリスマスの音楽に耳を傾け、クリスマスのお話を聞きながら、ワクワクドキドキと心を躍らせながら準備を積み重ねていきます。一人ひとりの神様に喜んでいただこうとする積み重ねを、喜びを分かち合おうとする姿を応援して行きたいと思います。世界中の全ての人々に平和があります様に。メリークリスマス!

ハレルヤ通信 12月号

 

暖冬のニュースに「赤くなるだろうか」とやきもきさせた庭先の南天が、アドヴェントを待っていたかのように真っ赤になりました。クリスマスの準備を彩るアドヴェントクランツに緑のヒイラギやアイビーと共に仲良く器に並んでいます。26日よりこども園はアドヴェントに入りました。アドヴェントはクリスマスを待つ期間です。子ども達もこの期間は特別な時として生活を重ねます。アドヴェントカレンダーを開き・・・、アドヴェントクランツのローソに火を灯し・・・、その数が増えるごとにクリスマスに向けて自らの心を整え高めていきます。私達保育者も、子ども達の見えない心の成長や深い心の声に耳を傾け寄り添い、共にその生活を支えていきたいと思います。

 

年少組や年中組はクリスマスの喜びを分かち合うため神様に感謝し捧げるため合奏や歌、劇遊びを積み重ねていきます。年長組の捧げるページェント「イエス様のお生まれになったお話」は前者に加え、一番初めのクリスマスの出来事を伝える大事なメッセンジャーの役割をも担っています。それぞれの子ども達が自分で選んだそれぞれの階段を登りきるために、ご家庭でも穏やかな時の共有ができたらと願っています。

 

そんな時間が飛びっきりの時間になるように先生達からのお勧めの絵本を紹介します。食後の時間お子様を膝にのせながらもよし、お布団に共に横に並んでもよしです。「クリスマスってなあに」「クリスマスおめでとう」「しるしの星」「靴屋のマルチン」「クリスマスの不思議な箱」「こうさぎましろのお話」「幸せの王子」「小さなもみの木」「ならない鐘」「クリスマスの木」「クリスマスの夜」「賢者の贈り物」「サンタおじさんの居眠り」「メリークリスマスおおかみさん」「まどからの贈り物」等々です。お子様と素敵な時が刻まれますようにと願っています。     園長 白石由紀子