4月の主題 ありのままで:3歳以上児 ありのままで:3歳未満児
4月の聖句 神は愛です
ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節
4月の讃美歌 3歳以上児:「うたいましょう」、3歳未満児:「ちいさいおててを」
ありのままで
入園・進級おめでとうございます。今日から始まる1年が豊かに守られますように祈ります。
今年の年間主題は「ことばに満たされて」です。年間主題は保育の中の道しるべのようなものです。「初めに言があった。言は神であった。」(ヨハネによる福音書)と聖書にあるように「ことばに満たされて」の「ことば」は、「神様」です。保育者がみことばに立ち返り、満たされ、保育の現場に出て行くことを願い主題としました。又保育は私達の発する「ことば」で流れています。「ことば」は大人からの最大の贈り物と言われるように、赤ちゃんは大人から言葉と関係のなさそうなほほえみ、目と目を合わせる等の温もりの中で言葉の土台を獲得していきます。「ことば」は、ことば以外の気持ち(愛情)仕草、顔色、間等が重なって始めて「ことば」として子ども達にとひびきあうことができることを心にとめ過ごしていきたいと思います。2019年の始まりです。ありのままの私達を愛して下さる神様を信頼し始めの一歩を歩み出しましょう。
ハレルヤ通信 4月号
穏やかな陽の光と、頬にそよぐ風の心地よさ。新しい春の始まりです。学園の春は土手の菜の花が黄色に色付き、さくらんぼ、そして桜、はなみずきとその花のバトンは引き継がれていきます。学園の春は花園のようです。そんな花園から2019年度の新しいスタートができますことに感謝です。お子様の入園、そして進級おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。私たちも新しい季節が与えられる度に、新しくされること、又、沢山のお友だちとの出会いが待っていることに心から感謝です。
春が近づく度に今年は冬が寒かったから、温かかったからと、桜の開花予想が談議されます。桜の花の代表格の染井吉野は、夏から秋の間に翌春の花芽が形成されます。花芽は温かくても開花しないように休眠状態に入ります。花芽は冬一定期間寒さにさらされることでその休眠から目覚めます。この事を休眠打破といいます。言い換えるとこの一定期間の寒さがなければ開花しないということになります。私たちが、「寒い。寒い。」と身を縮め、暖をとっている傍らで、その寒さを待っていましたとばかり両手を広げて、まるで私たちが春の到来を待っていたかのように喜び、受け入れて眠りからのスイッチを、覚醒のスイッチに切り替えて開花していくのです。自然の営み、神様のなさる業はなんて素敵なのでしょうか。新しく歩み出す新入児も進級児もそして保護者の皆様、私共も同様に、新しい環境にワクワクな気持ちとちょっと不安なドキドキな思いと交差していることでしょう。それでも神様は、この桜1本さえにもこの様に素敵な力を与えて下さっているのです。安心して私たちのありのままを神様にお委ねしてまいりましょう。私共も、お子様方が一日でも早く園の生活に慣れる環境を整え、心を尽くして精一杯保育に励みたいと思います。心配な事、不安な事がありましたらいつでもお話し下さい。ご一緒に考えてまいりましょう。どうぞ宜しくお願い致します。
園長 白石由紀子