8月の主題 ゆったりと:3歳以上児 ゆったりと:3歳未満児
8月の聖句 平和を実現する人々は、幸いである。
マタイによる福音書 5章9節
8月の讃美歌 全園児:「キリストの平和」、「はなもとりもめがさめて」
ゆったりと
今年は例年の夏が嘘のような梅雨真っ只中の7月です。それでも園庭には夏の花、サルスベリが花をつけ始めました。梅雨が明ければ強い日差しがぎらぎらと照りつけ、せみの鳴き声の響く夏の復活が待っていることでしょう。18日がシャロームデーです。この日から1号認定の子ども達は夏休みに入ります。シャロームデーの「シャローム」は、イスラエルの人々が互いに「こんにちは」と交し合う挨拶の言葉です。そしてヘブル語で、「平和」という意味が含まれている言葉です。互いに挨拶を交しながらお互いに相手の平和を願い合うなんてなんと素敵な挨拶でしょうか。こども園に移行し同じ施設の中に、夏休みがあり家庭で過ごす子と夏休みもこども園で過ごす子が混在する中、それまで終園日礼拝として守ってきた礼拝の日を「シャロームデー」に変え、それぞれ別れて過ごす友だちの「平和を祈り合う」日としました。シャロームデーからはそれぞれの生活は異なりますが、暑い時だからこそできる遊びや暑い時だからこそ涼を感じる工夫をしつつ、様々な生活を通して自然の中から、出会いの中から「子ども達の出会う不思議なものやこと、珍しいもの、知らないものやことに対して心が大きく開かれていく→好奇心、知ったものやことを試行錯誤しながらさらに深く知ろうとする→探究心」をゆったりとした時間や空間の中で育んでいきたいと願っています。又、8月は終戦を通して平和を考える季節でもあります。私達は先人たちのおかげで戦争をしない国として歩んできました。でも情勢は、とても厳しいです。子ども達の「自分は大切にされている。」という実感や愛の中で育まれるところから平和が始まり、日々を感謝して過ごし、神様の望まれる「平和を紡ぐ」人へと成長できるよう保育していきたいと願っています。
ハレルヤ通信8月号
保護者の皆様には園舎建築に関して大変御迷惑をお掛けしています。それでも保護者の皆様を初めとした学園の皆様や地域の皆様の御理解や御支援をいただき進めていけますことに感謝です。
新園舎建設説明会で新園舎への思いを語らせていただきましたが、時間の制約でなかなか語れなかったことも含め、今回のハレルヤ通信を通して文章にいたしました。新園舎建設への思いは共愛学園こども園がスタートしてからも益々強くなり、職員全体の願い・夢になっていきました。それでもこんなに早く実現しようとは誰も考えてはいなかったでしょう。社会福祉法人限定で出ていた園舎建設の補助金が学校法人までに広げられたのが2年前。理事長に相談して申請した初年度は残念な結果になりましたが次年度の申請で、新園舎建設の夢が現実になりました。内示が出るまでは公にすることが出来ず、それでも準備は進めていかなくてはいけないしで、保護者の皆様には不透明感を抱かせたのではないかと悩んだ時期もありました。
申請には、園舎設計図をそえなければなりません。どんな園舎にしようかと全職員で夢を語り合いました。子どもが主体の動線、給食室は、ホールは、ランチルームはと・・・。予算の関係や土地の関係で制約のある中、新園舎にはこんな気持ちを入れ込んであります。①2階建ての2階には行事に集える大ホール(雨の日だってちょっとした園庭!)そして4歳児5歳児の各部屋。②隣接しあったクラスの仕切りを入れ込むと学年ごと2クラスが合体し大きな空間に変身。③園舎中央部の玄関は、1階と2階を繋ぐ吹き抜け空間。④図書室、保健室、職員室は中心部に。⑤全室から直接園庭へ。⑥ランチルームは未満児の集会室にも変身。⑦広い廊下で0歳から5歳児までの全ての園児が繋がりあえる園舎です。お楽しみに!
内示が下り入札からは保護者の皆様の御承知のとおりです。建設管理業者、施行業者、法人、園とで週1で会議を持っています。子ども達の集う園舎です。身体に害の無いより安全な資材を使用しより良い園舎になる様努めて行きたいと思います。少しでも不安なことやお気付きの点がありましたらお声をかけてください。どうぞ宜しくお願い致します。 園長 白石由紀子