12月の主題 喜び合う:3歳以上児 よろこぶ:3歳未満児
12月の聖句 神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
ヨハネによる福音書 3章16節
12月の讃美歌 全園児:「かみさまはそのひとりごを」
3歳以上児「かいばおけですやすやと」
12月 喜び合う・よろこぶ
のぞみ棟の玄関脇のもみの木に電飾用の様々な飾り玉と、電球がつきました。アドヴェントに入ると学園中の木々の電飾に灯がともり北風の吹き荒ぶ夜でも、学園中を照らしクリスマスの訪れを知らせてくれることでしょう。教会暦では12月1日(日)からアドヴェントですが、こども園ではちょっと早い25日(月)からアドヴェントに入りました。アドヴェントクランツのロウソクに火をともし礼拝を守りながら、この期間を園の子ども達は特別な時として過ごします。イエス様のお生まれになったお話を聞いたり、保育室をクリスマスに向けて飾りを増し加えたり、クリスマス曲を聴いたり、自分達の出来ることに励んだり等を重ねながら、クリスマスを待つ心を育んでいきます。クリスマスは神様が私達のために、神様の子・イエス様をプレゼントして下さった日です。イエス様は救い主としてこの世にお生まれになりました。それは、神様が私達を愛してくださっている=大切にしていてくださっている証でした。だから、世界中の皆が心から感謝をし、この日を待ち望み喜びお祝いをするのです。子ども達も保育教諭の意図を持った日々の計画の中でワクワクしながら、嬉しいドキドキ感の中で非日常を過ごし、未満児は「よろこび」以上児は友だちとも交わりながら「喜び合う」ことを重ねて行きたいと思います。子ども達や保護者の皆様と共に、喜びに満たされた豊かなクリスマスの時を共有できればと願っています。
ハレルヤ通信12月号
朝晩が急に寒くなり北の方では雪の便りも聞こえてきました。中高や大学のいちょうの木々は陽を受けて黄金色にキラキラと輝やいています。こども園のイチョウの木もその輝きに追いつくようにその葉を黄金色に染め始めました。天に伸びるように立ついちょうの黄金色は晩秋の輝きですね。この黄金色の葉が落ちる頃は冬の到来です。バザーでは沢山の方々のご協力をいただき盛況のうちに終わることが出来ました。今年は仮園舎住いの手狭の中でのバザーで例年のことが通用しない中、何もかもいちから準備して下さった役員さんには本当に感謝です。またお忙しい中をお手伝い下さった保護者の皆様、様々な形で役員さんを支えて下さった保護者の皆様に心から感謝いたします。
こども園では、25日よりクリスマスを待つアドヴェントに入りました。この期間になるとどこへ行ってもクリスマスの音楽が流れ、きらびやかに電飾が輝きクリスマス一色になる商店街です。何もかもが備えられている幸せな日本。一方FAO(国際食糧農業機関)のデーターによると世界には、飢餓が原因で1日に4~5万人(1年間に1500万人)の人が亡くなっていますが、そのうちの7割以上が子どもたちです。「飢餓」になるのは、食料が十分に作られて無いからではありません。年間の穀物の生産量は24億トン、世界の人口が71億人とすると、24÷71=338キロです。平等に分配すれば一人あたり340キログラム以上食べられることになります。年間基準量を1人180キログラムと考えれば2倍近くになり、十分過ぎる食料があるということになります。今世界では食用に生産された食料の3分の1は無駄になったり廃棄されたりしています。日本での年間の廃棄量は生産量の2割以上で、この中の「食品ロス」も2割以上、その半分は家庭から捨てられたものです。毎日日本人一人あたりおにぎり1~2個分を捨てていることになります。私にも「食べきれない。」「冷蔵庫の奥で期限切れ!」といった経験が何度もあります。皆様はいかがでしょう。神様がイエス様を下さったクリスマスに、自分のことだけしか考えられない人間(自分)と向き合い、他者を大切にして生きる「共に愛し共に生きる」意味を深く噛み締めています。 園長 白石由紀子