今月の聖句 10月
「その人は豊かに実を結ぶ。」
ヨハネによる福音書15章5節
水に乏しいパレスチナの地において、樹木のあるところは、オアシスであり、
そこは人間をはじめ鳥や動物が住める場所であり、いのちが保証される場所でもありました。特にぶどうの木は、イチジク、オリーブと並んで最も重要な実のなる木として、繁栄の象徴でもありました。
イエスさまは最後の晩餐の中で、弟子たちを前にして、「わたしはまことのぶどうの木。あなたがたはその枝である。ひとがわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」と語っています。
今、私たちは何気なく、それなりの生活をしているとき、どこにも神さまの存在を見つけることができないと思うかもしれません。しかしそんなありふれた日々こそ、神さまによって支えられている毎日ではないでしょうか。
イエスさまは「わたしはまことのぶどうの木」と言われ、わたしにつながっているなら、わたしにとどまっているなら、その結果として必ず多くの実を結ぶと約束してくださっています。
共愛学園こども園の子どもたちもこの約束に信頼して、どんなことがあってもイエスさまにつながっていることを喜び、お友だちと一緒に神さまから与えられたいのちを精一杯生きる毎日を過ごして、豊かな人生を歩んで欲しいと切に願っています。
園長 押川幸男
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