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6月「主はわたしたちを造られた。」

今月の聖句 6月

「主はわたしたちを造られた。」

詩編100篇3節



今月の聖句を読んで、すぐに思い出すのは、『たいせつなきみ』という絵本です。著者のマックス・ルケードさんは、アメリカのテキサス州サンアントニオにあるオークヒルズ・チャーチの牧師であり、人気作家でもあります。英語版の『You Are Special』は、100万部を超えるロングセラーとなっています。

「ウイミックスと呼ばれる木の小人たちは、毎日同じことをしていた。ほかの小人に、金の星シールか、灰色のだめじるしシールをはること。なめらかな木でできて絵の具もきれいにぬられたかわいい小人たちは、いつでも星シールがもらえた。才能ある小人たちもそうだ。でも、あんまりいろいろなことができない小人や、絵の具がはげている小人たちには、みにくい灰色のだめじるしシールがはられてしまった。パンチネロは、そんな小人のひとりだった。ある日、丘のてっぺんに住んでいる彫刻家エリに会いに行った。すると「パンチネロじゃないか! 会いにきてくれたんだね。」「ぼくの名前を知ってるの?」

「もちろん 知ってるさ。わたしがおまえを つくったんだからね」「みんなが どう思うかなんて たいしたことじゃないんだ パンチネロ。もんだいはね このわたしが どうおもっているかということなんだよ。そしてわたしは おまえのことを とてもたいせつだと 思っている」

 

 

「主はわたしたちを造られた」この場合の「主」は、神さまの別の言い方です。ですから「神さまはわたしたちを造られた」ということです。木の小人であるパンチネロは、彫刻家エリによって造られた。

彫刻家エリがパンチネロに対して「わたしは おまえのことを とてもたいせつだと 思っている」

同じように、私たち一人ひとりも神さまによって造られたのです。そして神さまは「わたしは おまえのことを とてもたいせつだと 思っている」と語りかけてくださっているのです。

「どうしてぼくのことが大切なの?」「それはね、おまえがわたしのものだからさ。だから大切なんだよ。わたしがおまえのことを大好きだということを忘れないでね」。

共愛学園こども園の子どもたち。神さまが私たち一人ひとりを造ってくださった。だから神さまは、みんなのことが大好きでとても大切なんだと思ってくださっています。これからも子どもたちが神さまの大きな愛と祝福に包まれて、自分を大切に思ってくれるお方がいるんだということに気づき、自己肯定感をもってこれからの人生を歩んで欲しいと願っています。

 

 

                                 (園長 押川幸男)

 

 


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